公開 2014年 アメリカ
監督 スティーブン・ソマーズ
出演 アントン・イェルチン、アディソン・ティムリン、ググ・ンバータ=ロー、ニコ・トルトレッラ、パットン・オズワルド、ウィレム・デフォー 他

アメリカのミステリ作家ディーン・クーンツのシリーズ「オッド・トーマス」の一作目を映画化。監督は「ハムナプトラ」シリーズのスティーブン・ソマーズ(このお方、本作以来目立った活動がない…)。
この映画は、何をおいてもとかくストーミー(アディソン・ティムリン)が可愛い。アシュレイ・ティスデイルと貫地谷しほりのいい所だけを抽出したみたいな可愛さ。
主演は、2016年に惜しくも夭折した柔和イケメン俳優アントン・イェルチン。
「スター・トレック」シリーズで二代目パヴェル・チェコフを演じ、今でいうトムホ的な国民の弟だったのに、車の不幸な事故で亡くなってしまわれた。
当時ストーミー役のアディソンがインスタにあげたアントンとの写真がいい写真すぎて悲しかったの、めちゃめちゃ覚えてるなあ…😢
あらすじ
【天国からのささやき】
DQNの母親の血を継ぎ見えないものが見えてしまう20歳のフリーターオッド・トーマス(アントン・イェルチン)は、自分の前に現れる霊の無念を晴らし光の中へ導いて成仏させるというジェニファー・ラブ・ヒューイットみたいな日々を送っていた。
ある日オッドは勤務先のレストランで、死の臭いを嗅ぎつける悪霊でありディメンターの10倍キモいボダッハという悪霊が、客の一人に取り憑いているのを見かける。
それ以来街に増え続けるボダッハを見るにつけ「これはヤバいことが起きる」と確信したオッドは、一体何が起きるのか突きとめるべく、恋人のストーミー(アディソン・ティムリン)とイチャイチャしながら調査を進める。
それから、教会でのランチデート中最初にボダッハが憑いていたケラリーノ・サンドロヴィッチみたいな男に襲われたり、署長(ウィレム・デフォー)の部下の彼女リゼット(メリッサ・オードウェイ)が犬に殺されたり(可哀想)、レンスレイヤーの変異体(ググ・バサ=ロー)がオッドの店でウェイトレスとして働いていたり、予知夢でボーリング屋の店員たちがジェノサイドに遭うのを見たりしているうちに、ショッピングモールで(なぜか)大虐殺を企む人間がいることがわかるが…。
【虐殺】
まあーわりと気付くのが遅くて、オッドがショッピングモールに着く頃には虐殺がちょっと始まっちゃってると。
そんで運の悪いことに、そのショッピングモールにはストーミーが店長を務めるアイスクリーム屋もありまして(嫌な予感)、しかも当日何かが起こることは事前にわかっていたにも関わらずストーミーは仕事に行っちゃってるっていう。
そんなわけでストーミーの店にも虐殺犯たちの凶弾が撃ち込まれ、ウソだろ…ってなるんですけど、まあ、奇跡的にストーミーは無事で。あ~よかったみたいな。あ~よかったな~2人でいてみたいな。オッドも涙流して喜んでるよみたいな。感じになって。そんで犯人たちも何だかんだでぶっ倒して、街の救世主としてオッドは一躍有名になると。
そして事件のあと、オッドはストーミーとここぞとばかりにイチャイチャするんです。
ここは本当にいいシーンでしたね。ストーミーも可愛いし、オッドはめちゃめちゃいい奴なので全然腹が立たないというか。
二人の写真とか、二人が幼い頃やった占いゲームの「生涯を共にする運命の二人」のカードもとってあったりとか…実に微笑ましいシーンでした。
【悲しい現実】
さて、ここからが超絶胸糞展開ね。
二人の部屋に署長たちがやってきて、「もういいだろ…(憐情)」って言うんですよ。
もうね、えっ…?(^-^)ってなって。
オッドが振り返ると、あの事件の時アイスクリームでカラフルに汚れていた制服が、アイスでなく血で汚れているストーミーが涙うるうる状態で立ってまして。
うわああああああああああああああああ(´;ω;`)ですよ。もう。
「本当は気付いていた。事件の時ストーミーを見たその時から」
オッドは霊が見える。あの時流していたのは喜びの涙なんかじゃなく、彼女を失った悲しみの涙だったんですね。
感想
さすがに可哀想過ぎるだろ、オッド・トーマス。街救ったのに。
劇中のオッドとストーミーのイチャイチャが本当に微笑ましかっただけに、まじで胸糞エンド。
そのうえ、ストーミーが可愛いから。
ストーミーがそんなに可愛くなければここまで気分悪くならなかったと思う。
最後はなんか「僕にはやらなきゃならないことがある。これからもがんばっていく(キリッ)」みたいな、続編やる気満々みたいな終わり方が、これまたウザい。
ストーミー無しでどうするつもりだよ! アホか!
最後のオチまで結構面白かっただけに、残念でなりません。
事件のオチ
犯人はケラリーノ・サンドロヴィッチと、署長たちの部下の若い刑事二人で、リゼットは計画を知ってしまい殺されたのでした。
犬はケラリーノ・サンドロヴィッチの犬で、リゼットを救おうとした教師もグル。
ケラリーノ・サンドロヴィッチは序盤で若い刑事に足手まといだと思われてスッと殺されていて、それ以降オッドが見ていたのは彼の霊だった。
ケラ、刑事二人はサタニスト(悪魔崇拝主義)で、刑事の片割れとケラリーノ・サンドロヴィッチはPOD(Prince Of Darkness)という同じタトゥーを入れていた。
そうなんだ(無関心)
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