『サンダーボルツ*』観た

洋画

Thunderbolts*

公開 2025年 アメリカ

監督 ジェイク・シュライアー

出演 フローレンス・ピュー、セバスチャン・スタン、ワイアット・ラッセル、オルガ・キュリレンコ、ルイス・プルマン、ジェラルディン・ヴィスワナサン、デヴィッド・ハーバー、ハナ・ジョン=カーメン、ジュリア・ルイス=ドレイファス他

いや〜かなり良かったのでは?

これまでのマーベルみたいな混じりっけなしのヒーロー映画と違い、「かつてのちょい悪集めました」みたいな、少年漫画とかでもよくある古参ファンの胸が熱くなる例のやつ。

ヴィランたちが正規のヒーローの代わりに世界を救うみたいなテンプレは、「スーサイド・スクワッド」が大々的にやってたので、系統的にはそれなのかなと思ったら、いや、あくまで系統はそれなんだけど、蓋を開けるとさすがマーベル。そんなに浅くなかった。ちゃんと既視感なく落とし込んでて、ちゃんと感動した。

以下、ネタバレあらすじと感想。未見の人は要注意。

登場人物

エレーナ・ベロワ/フローレンス・ピュー

ソ連の訓練施設(レッドルーム)出身の暗殺者。アレクセイ(レッド・ガーディアン)ナターシャ(ブラック・ウィドウ)は潜入任務時代の父親と姉で、身寄りのない彼女は彼らを本当の家族のように思っていた。というか当時は本当の家族と普通に思ってた。映画「ブラック・ウィドウ」でレッドルームの洗脳が解け、ナターシャとともに組織を壊滅させる。ナターシャの死後はヴァルに雇われ、ドラマ「ホークアイ」では彼女の依頼でクリントを暗殺するため敵役として登場。現在は裏で誰かを抹殺したりする毎日に虚無感を感じ、もっと人前に出る仕事がしたいと思っている。前世では「旅行で訪れた白飛び村は、やばい風習のある村だった。」というラノベの主人公だった。

バッキー・バーンズ/ンター・ソルジャー(セバスチャン・スタン)

キャプテン・アメリカの親友にして相棒。かつては秘密結社ヒドラに洗脳され殺し屋ウィンター・ソルジャーとして暗躍していたが、色々あって改心してホワイトウルフとなり(でも一回もホワイトウルフとは呼ばれない)、本作では下位議員になっている。初登場には色濃かったカーター・ベイゼンの面影はもうない。ちなみにバッキーは本名のジェームズ・ブキャナン・バーンズのブキャナンの部分。

ジョン・ウォーカー/U.S.エージェント(ワイアット・ラッセル)

TVシリーズ「ファルコン&ウインター・ソルジャー」に登場した、2代目のキャプテン・アメリカだった人。最初こそがんばって感じよくキャプテン・アメリカしていたが、徐々に器の小ささが露呈して除隊になった。そのあとはヴァルに雇われてU.S.エージェントというダサい名前をもらう。演じるワイアット・ラッセルは、ピーター・クイルの父親エゴを演じていたカート・ラッセルの息子である。

エイヴァ・スター/ゴースト(ハナ・ジョン=カーメン)

「アントマン&ワスプ」に登場した、リョシリョシの実の量子人間。科学者の父が起こした事故で全身が量子フェージング状態となり、よくわからんが透明になったり壁をすり抜けたりできるようになった。以降はS.H.I.E.L.D.で暗殺者として過ごす。アントマン一行とは一時敵対していたが、なんやかんやあって和解。モーフィアスとともにどこかへ消えた。

アレクセイ・ショスタコフ/レッド・ガーディアン(デヴィッド・ハーバー)

かつてソ連がキャプテン・アメリカに対抗するべく作り出したハイテンションおじさん超人兵士。潜入捜査時代に家族だったエレーナとナターシャを本当の家族のように思っている。現在はリムジンの運転手として働いており、老けて見た目は当時より小汚くてハゲで太っている。ひどい言われよう!

アントニア・ドレイコフ/タスクマスター(オルガ・キュリレンコ)

「ブラックウィドウ」に登場した、仮面ライダーみたいなヘルメットをかぶった暗殺者。レッドルームの大ボスの娘。洗脳が解けたあとはヴァルに雇われている。

ロバート・“ボブ”・レイノルズ/セントリー/ヴォイド(ルイス・プルマン)

ヴァルが秘密裏に行っていた人体実験の被験者の1人。余談だが、当初ボブ役にキャスティングされていたのはスティーヴン・ユアンだったらしい。例の脚本家と俳優のストライキで撮影が遅れ、スケジュールの都合がつかなくなって降板したそうだ。まじか。グレン版のセントリー…見たかったような気もする。

ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ(ジュリア・ルイス=ドレイファス)

「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」に登場した、X-MENみたいな前髪メッシュのおばさん。通称ヴァル。CIA捜査官エヴェレット・ロスの元嫁。

あらすじ

そりゃため息だって出ますよ

死んだり過去に行ったり子供と旅したり記憶をなくしたりした結果不在となったアベンジャーズ。CIA長官のヴァレンティーナ(ジュリア・ルイス=ドレイファス)は、彼らに代わって世界を守る存在として人智を超えた生命を作るべく人体実験を行なった…のではないかという疑いで弾劾裁判にかけられていた。なぜか下院議員となっているバッキー(セバスチャン・スタン)も裁判所に姿を見せ、マスコミの取材に応じている。

実際は本当に人体実験をしていたのであるが、まあ失敗に終わり、その証拠隠滅をしていたのが、本作の主人公的立ち位置のエレーナ(フローレンス・ピュー)だ。しかし最近のエレーナというと、ただただ無機質に与えられた任務をこなす日々を送り、昨日も暗殺、今日も暗殺、明日も暗殺で、毎日毎日おんなじことの繰り返しで、生きている気がしないンダヨ状態になっていた。

寂しくなったエレーナはお兄ちゃん…いやお父さん的存在のアレクセイ(デヴィッド・ハーバー)のもとを訪ねる。アレクセイが一年以上連絡をしてこなかったことに怒るエレーナ。そして仕事も辞めようと思っていると話す。現在はリムジンの運転手をしているアレクセイだが、超人兵士のくせにそういった仕事には縁がない。帰りしな、ヴァルに電話で「もっと人前に出たいからもう辞めるンゴ」と伝えるエレーナ。じゃあ最後の仕事としてある場所に行ってきて、とヴァル。

ある場所とは、ヴァルの会社の保管庫で、そこにある会社の何かを狙う刺客を抹殺するという任務だ。

え、何お前も? 俺も俺も!

砂漠の山奥にある保管庫にやってきたエレーナは、そこで遭遇したスケスケの実の能力者を刺客だと思って追いかけていると、エセ・キャプテンアメリカが登場して、なぜかエレーナに襲いかかってきた。とりあえず応戦するが、状況は飲み込めず。かと思えばガイコツマスクの別の奴も来て、全然話が見えないまま、しばらく四つ巴の戦闘を繰り広げる。どうやら、全員がヴァルから命令を受けてやってきた刺客のようである。つまるところヴァルは、弾劾裁判でボロが出ないよう証拠となるエレーナたちを殺し合わせ、都合よく始末しようと企んでいたのだ。スケスケの実の能力者はゴースト(ハナ・ジョン=カーメン)、エセキャップはU.S.エージェント(ワイアット・ラッセル)、ガイコツマスクはタスクマスター(オルガ・キュリレンコ)だ。しかし、タスクマスターはゴーストが射殺。死亡。本作の出番、終了。

一方、アベンジャーズ亡き後のアベンジャーズ・タワーを買い取っていたヴァルは、「乃木坂メンバーがライブで実際に着た衣装」のノリで、アベンジャーズグッズを展示するパーティーをのんきに開催。アシスタントのメル(ジェラルディン・ヴィスワナサン)が予定通りに刺客たちが大集合したことを報告すると、「じゃ、灼やしちゃお」とヴァル。

保管庫では、さっきの戦いの拍子でどこかのポッドから目覚めた謎の青年・ボブ(ルイス・プルマン)が登場。突然現れた謎の青年が何者だなんだと押し問答しているうちに、扉が封鎖され、室内の温度が上がっていき、自分たちが「始末」されようとしていることに気づく一同。ゴーストのすり抜けの能力も、妨害電波が出ていて使えない。じゃあ電波を止めればいいじゃない。ってことで保管庫の電源落とす→ゴーストが外に出る→外から扉開けるの完璧な作戦でなんとか脱出。でもギリギリだったので爆風でみんなぶっ飛んだ。

スーパーボブ状態

エレーナは雪の降る森の中で、誰かが来るのを待っていた。友人のアーニャだ。まだ幼い少女のアーニャはそばにいた男に撃たれ、幼いエレーナは合格だとか何とか言われる。エレーナは目を覚ます。するとボブがエレーナの手を握っていた。ボブはこの施設に来たことすら覚えていなかった。見るからに気弱そうな青年だ。

ジョンが出る場所らしい部屋を見つけたが、そこは丸い筒状の小さな部屋。天井が見えないので、ここを登れば出れる可能性…?4人は背中を合わせになり、足で壁を踏ん張って登っていくことに。

パーティーからの帰りのリムジンの中、メルが焼却に失敗したとヴァルに報告。監視カメラの映像を見たヴァルは見知らぬ男の存在に気づく。そして刺客たちを抹殺するべく、フル装備の兵隊を手配するように指示。

やっとこさ出口の階にたどり着いたっぽい一同。登りきる時ジョンがボブの手をとったのだが、エレーナと同じく過去の幻?を見る。家の中で奥さんと喧嘩になった時の自分だ。

出口の外はすでにヴァルが手配した兵隊たちに包囲されていたものの、モブキャラとはいえ錚々たる主演ヒーローたちと戦ってきた3人が集まれば文殊の知恵。侵入してきた傭兵を何人か倒し、その軍服を着るというきわめてオーソドックスなアレでしれっと脱出。すり抜けの能力で先に建物から出て車を盗んできたゴーストと合流し逃げようとするが、作戦が終わるまで敷地から出られないと言われてしまう。隊の番号と名前を聞かれて答えられずにいたらますます怪しまれて、もうダメかと思ってたら、いつの間にか車から降りていたボブが銃を乱射し、傭兵たちの注目は一斉に彼に集まる。

保管庫にいた見知らぬ男が、「セントリー計画」という失敗に終わったはずの唯一の成功個体だと知ったヴァルは、ボブを撃つのを必死に止めたが時すでに遅し。ボブはすでに蜂の巣…エレーナたちはボブにレストインピースしつつ、騒ぎに乗じて車を発進させた。

ところが、普通なら絶対に死んでいるはずのボブの体が起き上がる。驚いた傭兵たちはもう一度ボブを撃ちまくるが、今度はビューンっつって天高く舞い上がるボブ。車のエレーナたちも「え?ボブ?」「鳥だ!飛行機だ!いや…スーパーマ…いやボブだ!」状態。かと思ったら猛スピードで落ちてきて、地面に激突。その衝撃でエレーナたちの車も吹っ飛ばされる。

“サンダーボルツ”はエレーナがいたサッカーチームの名前

車が大破し、とぼとぼと荒野を歩く3人。遠くの方からエンジン音が聞こえ、こりゃいいと思ったら慌てて身を隠すエレーナ。やってきたのは長〜いあずき色のリムジン。そう、アレクセイである。何やら叫んでいる。

お前のパパだ〜!エレーナ〜!!ヴァルがお前を殺そうとしてるぞ〜!!

実はさっきパーティーの帰りにヴァルとメルを乗せたリムジンの運転手はアレクセイだった。ヴァルの魂胆を耳にしたアレクセイは、レッドガーディアンのスーツを着てエレーナを助けにやってきたのだ。

そんなわけで、長〜いあずき色のリムジンで荒野をひた走る4人。しかし追手はすぐにやってくる。傭兵の装甲車が3台もやってきて、容赦なくマシンガン的なやつを撃ちまくってくる。普通の送迎用リムジンだからかなり撃たれ弱い。ジョンが盾を使い攻撃をしのぐも、長〜くて重いリムジンではスピードも上がらず時間の問題。エレーナが身を乗り出し、銃で撃つと、なぜか装甲車がひっくり返る。

ここで単車のバッキーが派手に登場。あっという間に残りの車もひっくり返し、信じれられないくらいのかっこよさ。一同もバッキー!と歓喜の雄叫び。でも、バッキーはみんなのリムジンもひっくり返す〜!

意識を失ったボブはヴァルに保護され、アベンジャーズ・タワーに連れてこられていた。目覚めたボブに「悪者はエレーナたちの方」と吹聴し、あなたは完璧だと褒めそやして懐柔しようとするヴァルだったが、ボブの手を握ったことで幼い自分の過去を見る。父親が借金取りの男に銃殺されるシーンだ。

嫌な過去を見せられたものの、一旦は懐柔に成功。ヴァルは記者会見を手配するように命じるが、メルは「危険なのでは?」と気が進まない様子。いざとなったらキルスイッチで殺すから大丈夫よとヴァル。ていうかなんかヴァルとメルでややこしいなあもう。

エレーナたちを捕らえたバッキーは、ヴァルの裁判で証言をしてほしいと一同に頼む。いやていうか保管庫にいたボブってやつがやばくて、銃で撃たれても死なないし空も飛ぶよ。誰が?ボブが!バッキーがちょくちょく連絡をとっていたメルが電話をかけてきて、「ヴァルが暴走し始めててそろそろヤバいかも。もしかしたら止めたほうがいいかも?」ってんで、この5人でヴァルを止めて、ボブを助けようということに。ゴー!サンダーボルツ!

みんなのトラウマ

ヴァルのいるアベンジャーズ・タワーにトラックで突っ込み、傭兵たちを次々と倒していくサンダーボルツ一行。アドレナリンが垂れ流される激イケシーンの最中、「ようこそ。上がってきて」と興醒めの館内放送。一行がエレベーターで上がっていくと、余裕の表情でヴァルがお出迎え。さらには金に髪を染めクソダサスーツを着たボブがセントリーになって階段を降りてくる。なんかアベンジャーズ全員よりも強いってよ。

とりあえず挑んでみるエレーナたちだが、セントリーの規格外の強さに微塵も歯が立たず退散。逃げるサンダーボルツを始末するようにボブに命令するヴァル。しかしボブは「彼らは僕の敵じゃない。始末する必要すらない」とそれを断る。ヴァルは怪訝な表情を浮かべ、「命令は絶対」だと言うが、わかってないな。神に指図するのは違うだろ。反抗的な態度のボブにヴァルはキルスイッチを押そうとするが、ボブは彼女の首を掴み殺そうとする。でもすんでのところでメルがキルスイッチを押し、ボブは事切れる。

ボブにボコボコにされた一同は戦意を喪失し、解散。アレクセイはエレーナを追いかける。姉さんは死んじゃったし、毎日自分がした酷いことを考える。寂しい、とエレーナ。お前が(サッカーチームで)キーパーを志願したのは、頼れる存在になりたかったからだ、とアレクセイ。

なんだか街がざわつき出したので空を見てみると、そこには全身真っ黒で瞳孔だけが白い点になって浮かび上がっているセントリーらしき気味の悪い人物が宙に浮いていた。彼の名はヴォイドで、セントリーが殺されたことで目覚めた闇ボブである。ヴァルの指示でボブの死体を処理しにきた兵士たちが彼を撃つが、効いている様子はない。ヴォイドが兵士の方に手をかざすと、兵士はあっという間に影となって消えてしまった。ヘリで出動していた別の兵士も彼を攻撃するが、同じように影にされてしまう。この世に残ったのはあの影だけだ状態である。操縦士を失ったヘリはビルにつっこみ、その瓦礫やらなんやらで街は大騒ぎ。

サンダーボルツたちは、降ってくる瓦礫や暴走した車から市民たちを守り、喝采を浴びる。しかしヴォイドの闇は街全体を覆い始めており、市民たちは次々と影にされてしまう。なすすべなく逃げるサンダーボルツたち。しかしエレーナはその闇に自分から入っていく。

ヴォイドの闇世界の中は、トラウマ全部集めましたの世界だった。闇世界の中のボブは屋根裏部屋のような場所にいて、階下では父親の怒号が聞こえる。ボブは虐待を受けていたようだ。

「誰かに話すと楽になるよ。私も楽になった」

部屋の家具が飛んできて泡をくう2人。さらにカーテンがまとわりついてきて窒息しそうになるが、ゴーストが現れてカーテンを切り裂く。彼女だけではない。バッキーもアレクセイもジョンも来たので、みんなでボブのトラウマをブレイクしようの旅が始まった。ジョンはボブを殴っていた父親を殴り、バッキーは着ぐるみのバイトで暴れるハイになったボブを殴った。

最後の部屋はどこかの研究所だった。エレーナが任務で訪れたこともある場所だ。そこにはヴォイドがいた。ボブは東南アジアを旅行中に声をかけられ、この実験に参加した。

こいつらはお前のことなんか考えてやしないぞ、ほらほら、お前はいつだって孤独なんだ、と煽ってくるヴォイド。サンダーボルツたちは飛んできた什器やらなんらで動けなくなってしまっている。ヴォイドに殴りかかるボブ。エレーナは「やめて!」と叫び、アレクセイがこじ開けた什器の隙間から抜け出し、ボブを抱きしめる。私がいる、エレーナはそう言った。他のみんなもエレーナに続いてボブを止めた。

サンダーボルツ*

ボブも含めエレーナたちは元の世界に戻っていた。街中を覆っていた闇も消え去り、影になった人たちも元に戻る。よっしゃー、これで万事解決。あとはヴァレンティーナを捕まえるだけだ。と思ったらなんか記者たちが集まってて、記者会見みたいな雰囲気。ヴァルはいう。

みなさん。これがニュー・アベンジャーズです!

あっけに取られる一同。エレーナは何かを思いついたように笑うと、ヴァルの耳元で「立場はこっちが上」とつぶやいた。

ここでタイトルバック。サンダーボルツの文字がニュー・アベンジャーズの文字に変わる。

感想

どうこれ。派手なアクションシーンのないマーベル映画。全然いいじゃん。むしろ最高まであるじゃん。アクションシーンのピークはバッキーがバイクで登場するところだけど、わりと普通なアクションのわりにめちゃめちゃかっこいいのよな。さすがはこの映画でいちばんの売れっ子。

ヴィランたちが集まって世界を救うという、ある程度の映画ファンなら「スーサイド・スクワッド」を連想する謳い文句にしておいて、王道のバトルシーンがほとんどないメンタルヘルス映画に落とし込むの、いい予想の裏切り方しててさすがと思いました。

というかフローレンス・ピューがよかったなー。声も顔もオシャレだし青のアイメイクが最高。基本明るくて人が大好きないい子なんだけど、トラウマを抱えてていつも葛藤してるっていうアンバランスなキャラとしてビジュアルが完成されすぎてますよね。演技も上手だし。最後の「これからはずっと一緒」には惚れた。アレクセイも、いい父親っぷりとうざい父親っぷりのメリハリが効いてて最高だった。

ボブの存在も「持たざる者だった気弱な青年」から「アベンジャーズ全員よりも強いチートキャラ」になるのめちゃめちゃジャンプっぽくて今後の活躍が非常に楽しみ。早くドゥームズデイ観たい。

余談ですが「サンダーボルツ*」というタイトルの「*」は仮の、みたいな意味らしくて、当初は本当に仮タイトルだったのが、映画の最後に「ニュー・アベンジャーズ」っていうタイトルを明かす演出、ええやんとなって、結局そのまま「サンダーボルツ*」というタイトルが採用されたらしい(現在はマーベル公式も「ニュー・アベンジャーズ」版のポスターを解禁している)。

全然気にもせんかったな。そんな記号のこと。

画像出展:https://marvel.fandom.com

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